流域で問題解決を図ることこそ重要です !

森は水を育み、創りだした様々な川は合流し、豊かな海の源となる。

しかして現在の土岐川・庄内川は、森は不健康な林となりて水を育む力を失い、様々な川にゴミと汚れを混ぜあわせ、窒息する海となる。

様々な地点の様々な要因が今の川の現状を生み出しています。そんな川では魚は登れず、多くの生物が生息できず、人は近づかず、広大に無駄な土地となってしまっています。

そこに気づいてもらい、流域全体で問題解決を図るために土岐川・庄内川サポートセンターは誕生しました。これからわたしたちの把握する現状をご案内します。

流域と河道の現状と課題

庄内川(上流は土岐川)は愛知県、岐阜県にまたがる流域面積1010km²、流路延長 96㎞の河川です。

上流は森に囲まれ、谷底平野を流れていますが、下流は名古屋市等を貫流する都市河川です。流域には19市4町があり、多治見市、瑞浪市、恵那市、土岐市、可児市、名古屋市(守山区、北区、西区、中村区、中川区、港区)、一宮市、瀬戸市、春日井市、犬山市、江南市、小牧市、稲沢市、尾張旭市、岩倉市、清須市、長久手市、豊山町、大口町、扶桑町、あま市、大治町、北名古屋市。流域内人口は246万人です。

愛知県と岐阜県の境は玉野川ともいい、愛岐丘陵の渓谷を形成、河川名も変わるほど流域の地理的一体感を阻害しています。

ちなみに日本河川協会の資料によると岐阜県で7団体、愛知県で本川・一般14団体、支川関係で21団体合計42団体と多くの団体が活動しています。登録されていない団体も多くあります。

流域の課題を解決するために土岐川・庄内川流域ネットワークや同サポートセンター所属で活動している仲間たちとともに結集しましょう。

一方、庄内川には河道だけではなく、流域に起因する多くの課題があります。今まで各活動団体およびネットワークなどで解決しようと活動して来たテーマに

    1.水質問題

    2.堰など川の生き物の遡上・降下の障害の問題

    3.ゴミの問題

    4.森の健康の問題

    5.川での遊び場の問題

などがあり、これらはお互いに関連しています。

各問題について端的に述べます。

 

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