庄内川下流部のビューポイント?(7):石黒・田中

20 藤吉郎の湯

 入った事ないので良くは知らないが、藤吉郎は秀吉の(若年時代の名)バブル時代の温泉ブームに乗って作られ名古屋市内の勤め人が帰宅時によく使ってた。

 ここ豊公橋をはじめ、市西部には地名・通り名・橋名等色々な所で戦国武将名をつけた所が多いのは仕方ないか、

 P【駐車場】北側に「イヌビワ」と言うイチジクの原種がある(名工大先生同定)葉やつるがイチジクとまったくちがう、その昔南蛮渡来とのこと(信長時代か? )

 

21 豊公橋

 市の水質モニターで20年間定点観測していた私は、水質の他に風や生物も同時にチェックしていて、庄内川が風の道となり夏場の涼しい海風が干潟からここ迄登ってきて これより川がゆっくり東に方向をかえるので市の西と北から夏場のヒートアイランド対策になると考え取り組んでいる。

 この道(橋)は鎌倉時代からあったようで、名城の厄除けとして荒子(南西)笠寺(南東)竜泉寺(北東)ここ甚目寺(北西)の方角の守り寺で節分の時はにぎわうし、となりの萱津の藤は天然記念物で有名、また、萱津神社は全国唯一の漬け物の神様で、いわれに海辺だったこの地に流れ着いた野菜で美味。

 

22 河川敷農地

 豊公橋~大正橋にかけての高水敷の広い農地では、伝統野菜のシソウ【紫蘇】(特にちりめん)はおにぎりブームに乗って重宝された。

 適度な砂粒と粘土がいいのかさつま芋・長芋・葉物野菜の小松菜・ほうれん草等が大量に作られる。特に赤シソウの時期は、橋上から見ると赤ムラサキのジュータンになり、カメラ映えとなる。

 伝統野菜がその地の気候・地味・災害に強くて残っただけでなく、郷土料理と共に発展して美味になったし、調理にあたっては燃料消費が少なくて済む事も教えている事を知るといい。