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藤前干潟クリーン大作戦に参加して(浅野)

 10月28日中堤地区(藤前干潟クリーン大作戦)に参加した。中堤の突端を担当、10数年前に比べれば眺められる範囲では、かなりゴミの量が減った、これも長年の成果か。

 

 

 ただ、ヨシハラの中に入るとみえないところにかなりの量が残っている場所がある。やはり、ヨシハラは自然のゴミキャッチャー、うまく機能している。海への流出をほんの一部かもしれないが防いでくれている。

 ヨシ自体は、昔に比べ質が悪くなっていると聞く、もともとヨシはよしずなどに使われ、生活の中の循環資源だった。原料として野焼き、刈り取りが行われた。世の中が自然材料から工業加工品に変わる中で失われた自然の恵み、人との営みの中で作られていた自然なだけに、今の子供たちに循環型の環境があったということを実感として味わってもらいたいものだ。

 ゴミの話に戻ると、1時間くらいヨシの中に入ってゴミを拾ったが、思ったより悪臭自体は減っていない、悪臭が体に特に鼻に残った、ヘドロのにおいに化学物質の混じったようなにおい、普段庄内川の橋を渡るときに嗅ぐ匂いだ(特に床止めがあり川がかき混ぜられるところで強い)。このにおいをなくさない限り水質自体は昔に比べよくなったといえ本当の川は戻っていない。これが本来の庄内川のにおいと子供達には伝えたくない、皆さんどう思れますか?(浅野)