底質透水性に着目した砂分離残置 底質改善技術開発の小実験結果について(個人会員:井上 祥一郎)

庄内川流域の下流部においては水質基準は達成しているものの、環境基準の類型指定がDまたはE類型であり、地域や住民から更なる水質改善が望まれている。中でも流量の3割ほどを占める淡水ではあるが、硫酸イオン濃度が高い特徴の製紙工場処理水が流入する八田川の合流後は、BOD1mg/ℓ前後から7mg/ℓへ急速に悪化している。

河川水質とは別に底質に着目すると、ヘドロ化が進行し底生生物の生息が確認できない程度である。この問題に対し「砂分離残置法」と呼ぶ分離砂を戻すという新しい概念の底質改善技術開発を目的に室内実験を行った。以下はその論文である。

         
 寄稿者: 個人会員  井上 祥一郎
 
底質透水性に着目した砂分離残置 底質改善技術開発の小実験結果について.doc
Microsoft Word 230.5 KB